Big Sur +Lightroom Classic+WacomタブレットPTH-660

こんにちわ。
鉄でオブジェとか作っている江口真代です。プロフィールは以下になります。

プロフィール

最近、Big Sur +Lightroom Classic+WacomタブレットPTH-660で
散々な目にあいました。
私がよく知らなかったことも要因ではあるので、なんだかな、なんですがね。

結論として

* Big Sur は最新
* Lightroom Classic はv10.0 [202010011851-ef6045e0](2021/03/09現在、最新はv10.1.1)
* Wacom タブレットドライバーv6.3.41(2021/03/09現在、最新はv6.3.42)

この組み合わせで、現在無事に使えるようになっています。

では、トラブルから、結論に至るまでは以下に。

Lightroom Classicフリーズ、モニタが部分的に赤く染まる。

Big Sur +Lightroom Classic+WacomタブレットPTH-660でトラブルを起こしたiMacの状態。モニタが部分的に赤くなった。

昨年暮れにiMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2015)をBig Surにアップデートしました。
とりあえず問題なく使用できていました。

2月末、Lightroomを板タブ使用でスライダーを動かそうとしたところ、引っかかる感じにフリーズして、ドラッグしたままの挙動など、不審な動きになりました。
感触としては、板タブのペンがハードとして壊れた、に似ていました。

何度も試しているうちに、モニターが部分的に真っ赤になりiMac完全フリーズを起こしました。
再起動し、同じことを、マウスのみでやってみたところ、全くなじ症状でフリーズしました。

再起動したところ、Lightroomを立ち上げなくても、板タブを使うと

* 選択できない
* ドラッグできない
* ドラッグしたままになってしまう
* モニターが部分的に、または広範囲に赤く染まる

の症状が出始めました。
色々いじっていて、モニターの色に関しては、一度スリープに入れて戻すと回復することがわかりました。

さて、原因として考えられるのは

* Wacomドライバーが壊れた。
* 板タブのペンが壊れた。
* Lightroomが壊れた。
* Big Sur でのトラブル。
* iMacのモニターがハードとして壊れた。(グラフィックボード?)

なんにせよ現状使い物にならないので、対処するしかない。
まずは、Wacomのドライバーを再インストールしてみることにしました。

Big SurでWacomのドライバーが削除できない?

まず、ゾンビ? なことで、困惑。
Catalinaの時のやり方に倣って、Wacomのドライバーの削除をしよとしたのですが、削除して再起動すると、インストールされた状態になっているという現象、???

やったことは、

Wacomタブレットドライバーのシステム環境設定、プライバシーでの設定。

システム環境設定 セキュリティーとプライバシー アクセシビリティーで
com.wacom.IOManager.app
のチェックを外し、マイナスボタンで削除

Wacomタブレットドライバーのシステム環境設定、プライバシーでの設定。

システム環境設定 セキュリティーとプライバシー 入力監視で
WacomTabletDreiver.app
のチェックを外し、マイナスボタンで削除

Wacomタブレットドライバーのアンインストールユーティリティの場所

Wacomタブレットドライバーのアンインストールユーティリティの画面

アプリケーション ワコムタブレット ワコムタブレットユーティリティ.app
でアンインストール

iMac再起動

Catalinaの時、ドライバーの不具合と思われる症状の際には、上記の手順で削除してから、新しいドライバーを再インストールすることで、改善しました。
それで同じようにしようと思ったのですが、再起動後、ドライバーはインストールされた状態になっていました。
何度、ワコムタブレットユーティリティ.appでアンインストールしても復活してきます。

それでセーブブートでの削除してみようと、セーブブート状態で同じように削除したのですが、再起動後、やはりインストールされた状態に。

さらに、困ったことにシステム環境設定で削除してしまったものは、そりゃあ削除してしまっわたけで、「無い」のです。

個別にダウンロードできないのか検索したのですが、見つかりませんでした。

困って、無理矢理その状態で、新しいドライバーをインストール、どう考えても、ドライバーの状態は怪しい。
案の定、元々のトラブルは解消せず。

・・・ということは、ドライバーを綺麗にインストールし直すには、Big Surを再インストールしろってか?

ワコムドライバーの再インストールでは問題解決せず。

仕方なく、Big Surを再インストール(クリーンインストール)し、ワコムドライバーを新規インストールし、Lightroom Classicを再インストールし、問題を検証。
解消しませんでした。

Lightroom Classicでの問題かも、という点で、
カタログが大きくなっているせいがあるかも、と思い至りました。

Lightroom Classicで、小さなカタログを使用してみる。

Lightroom Classicは、カタログが大きくなると動きが悪くなる、ということが、検索で見つかりました。
そこで、小さなカタログを別に作り、それで動きを確認しました。
結果、トラブルは解消しませんでした。

すでにうんざりです。
Catalina環境で使用していた頃には、この問題は起きなかったので、外付けHDDにCatralinaをインストールして、検証してみることに。
もしそれで使えるなら、OSをCatalinaにして作業を進めようと思いました。

外付けHDD Catalina環境とBig Sur環境の整合性

という経緯で、外付けHDDにCatalinaをインストールしました。
そして

* Big Surのボリューム
* Big Surで Time Machineを使っていたボリューム

が、Catalinaでは認識できないと知る。
ハードディスクのフォーマットが変わったのは知ってましたけど、そんなに仕様が違うってわかってませんでした。とほほ。
これで、OSダウングレードで環境を整え直すには結構手間がかかることが判明し、暗い気持ちに。

ちなみに、
Big Surで使用したボリュームは
APFSボリューム・APFS
となり、そのままでCatalinaのインストールはできません。
Mac OS拡張(ジャーナリング)で再フォーマットが必要です。

こちらを参考にさせていただきました。
ありがとうございました。この場を借りて。

Macのハードディスクを「APFS」から「Mac OS拡張」にする方法

ディスクユーティリティーで
プルダウンメニュー 表示 すべてのデバイス
にチェックを入れ、
上位ボリュームを選択することで
Mac OS拡張(ジャーナリング)のフォーマットを選択できるようになります。

それはさておき、まっ、とりあえずは、元々のトラブルの検証を進めることに。
結果、
解消せず。

Big Surでのトラブル、ではなさそうだと判明しました。
Catalinaのまま使っていても、同じ現象が起きていたということです。

ワコム Wacom Pro Pen slim (Pro Pen 2シリーズ) ブラック KP301E00DZ 購入

Wacom プロペン2 KP-504E と、ワコム Wacom Pro Pen slim

板タブのペン自体が、ハードとして故障、ということもありうるわけで、新しいペンを購入しました。
Amazonのレビューを見る限り、プロペン2ノーマルはあまり評判は良く無いようです。壊れやすいらしく。
少しマシなようなスリムを買ってみました。
みなさんが言うほど私は軽いとは感じませんが、悪く無いです。

でも、トラブルは変わりませんでした。
ペンの故障ではなかったようです。

そして、思い返してみると、1 月あたりとかには問題なく使えていたような記憶。。。
私は鉄で作品を作る仕事をしているので、Macを毎日フルに使用しているわけではなく、どの時点から不具合が発生してたのか、定かでは無いのですが、Big Surでも問題なく使えていた時があったはず、と思い至りました。
それで、再度、Big Sur環境で検証することに。

Big Surにてバージョンの調整にトライ

それで再度Big Sur環境にて検証です。
OSはクリーンインストールしたので、Wacomドライバーは綺麗にインストールできているはず、とし、Lightroom Classicのバージョンを一つづつ、古くしてテストしました。
そして、やっと、v10.0なら、スムーズに使えると判明!

ただ、板タブの方はまだ変に引っかかる感じが起こる。
さて、Wacomドライバーは、どうやったものか。

削除して再起動するとゾンビになるわけでして、
それで、今回は、

Wacomタブレットドライバーのシステム環境設定、プライバシーでの設定。

システム環境設定 セキュリティーとプライバシー アクセシビリティーで
com.wacom.IOManager.app
チェックを外す。削除しない。

Wacomタブレットドライバーのシステム環境設定、プライバシーでの設定。

システム環境設定 セキュリティーとプライバシー 入力監視で
WacomTabletDreiver.app
チェックを外す。削除しない。

Wacomタブレットドライバーのアンインストールユーティリティの画面

アプリケーション ワコムタブレット ワコムタブレットユーティリティ.app
でアンインストール

一つ古いドライバー v6.3.41 をインストール。

Wacomドライバー ダウンロード

iMacを再起動

システム環境設定 セキュリティーとプライバシー アクセシビリティーで
com.wacom.IOManager.app
のチェックを入れる。

システム環境設定 セキュリティーとプライバシー 入力監視で
WacomTabletDreiver.app
のチェックを入れる。

としてみました。
なんとか無事にドライバーのダウングレードができたようです。

結果、

Big Sur は最新
Lightroom Classic はv10.0 [202010011851-ef6045e0](2021/03/09現在、最新はv10.1.1)
* Wacom タブレットドライバーv6.3.41(2021/03/09現在、最新はv6.3.42)

という環境で、ちゃんと使用できるようになりました。
なんだかんだ、長かったぁー。

余談 Big Sur環境における Time Machineボリューム


以前はCatalinaからのアップグレードでBig Surにしたので、 Time MachineボリュームもMac OS拡張(ジャーナリング)のまま使えていたのですが、
クリーンインストールしてから Time Machineで使用するに設定したボリュームは、丸ごとAPFSボリューム・APFSと変わってしまいます。
しかも、アクセス権は「読み出し」のみに固定されるようです。

以前は外付けHDD8テラを パーテーションを切らずに、
Time Machineと、個別データを一緒に入れてたのですが、
そういう使い方はできなくなり、パーテーションを切って Time Machine専用ボリュームを設定することにしました。

知らなかったので、これもまた一手間でありました。

そんなこんなで、 結構くたびれたわけです。

私は画像データベース、写真の修正などにLightroomを使っています。最初のベータ版からの使用です。
MacとWacomのタブレット(板タブ)の組み合わせでの使用も、タブレットを買い換え続け、かれこれ25年ぐらいになります。

だけど今回みたいなトラブルは初めてでした。
メジャーなアップデートの時は、様子を見てからにするようにしていましたが、マイナーなアップデートは基本バグ取りなんだろうと、やったほうがいいのだろうと対応してたのですが、ちょっとコリました。
今後はもう少し慎重にいたしますです。