昨年亡くなった天野さんの作品展を見に辰野美術館へ行ってきました。
天野さんご夫妻とは、元々主人が友人で30年ぐらいお付き合いさせていだいています。
昔から作品は沢山見させていただいてきたのですか、
今回のように一堂に並ぶとそれは見事で壮観でした。
小さいサイズのものが数々あるのは存じ上げていましたが、
それが大きな波とリズムで壁3面に展開し、一つの作品として味わえる構成で、
こんなに綺麗な色を紡いでいたのかと、改めて作品の繊細さを思い知りました。
会場ではインスタレーション作品の展示会を取材した映像が流れていて、
お元気な頃のお姿が偲ばれました。
奥様によると10年ぐらい前の映像だそうです。
天野さんが
「桜の花は、桜ですよ! 咲きましたよ!綺麗でしょ!なんて言っていない。
ただ、咲いている。
それを人間が勝手に、綺麗だとか言っているだけ。
自分はそういう「なんでもないもの」を作りたい。」
というようなことをおっしゃってました。
天野さんの作品は、綺麗でした。