こんにちわ。
鉄でオブジェとか作っている江口真代です。プロフィールは以下になります。
鉄でコスモスを作ることにしました。
コスモスは母が好きな花で、子供の頃から身近に感じていた花です。
花言葉は「少女の純真」「真心」。
ラテン語で星座の世界=秩序をもつ完結した世界体系としての宇宙の事だそうです。
軽やかで優しい花ですよね。
八重咲きや大輪など、種類もいろいろあるみたいですが、ベーシックなタイプにしよと思います。
花弁の形を幾つかテストしたのですが、ギザギザがはっきり入っているものが雰囲気がでるようで、今回はこのカタチで行くことにしました。
一輪で8枚。8枚花弁の花です。
花弁が8枚なら、萼も8つですな。
そうそう、花によっては萼が派手に変化して花びらチックに見えるものも有りますが、コスモスは萼はちゃんとついてますね。
後で萼も作らないとね。
葉や花びらのパーツは、通常プラズマカッターで手切りしています。
動画は手切りの様子です。
プラズマカッターを買う前は、ガス溶断していました。
当時はひたすらガス溶断が楽しかったので全く苦にならなかったです。
だって、私に鉄が切れる!それだけで感激でございました。
なので、相方に諸々の事情を鑑みて導入すると言われた時に、そんなに必要なのかしらん、とか、のんきなことを思ったものでした。
今は、無しではいられません。
パーツ全部ガス溶断、絶対無理!でございます。
ビデオだと結構光が強いですね。
通常、溶接用の遮光メガネを掛けてフェイスガード付きのヘルメットをかぶり作業いたしますので、光は、眩しいですけどかなり軽減されています。
それより問題は巻き上がるホコリと鉄粉。
しっかりマスクしないとカナリ身体に悪い作業です。
そのマスク、なかなか悩ましい。
鼻にジャストフィットさせるためのパーツが付いていたり、最近のマスクは高機能な物が多いのですが、いかんせん、私の鼻になかなか合わない。
合わないマスクを使っていると、外した時に小鼻の脇に黒い汚れがしっかり。
鼻黒の小僧のよう。
いい年して、なかなか恥ずかしいのでございます。
さて、切ったパーツを整えていきます。
花びらを丹念に鍛造します。
筋がしっかり見える仕上がりのほうがコスモスらしいと思いました。
鍛造でパーツの柔らかいうちに表情も付けてしまいます。
花びらの裏側は赤く見えますね。
サビ板に熱をかけるとサビが赤く残る場合があります。
温度を上げ過ぎない時限定。
叩く側に熱をかけたので、裏側は丁度赤く残る温度だったようです。
コスモス、咲くの秋ですよね。
できるだけ実寸に近い大きさで作りたいので、資料写真から花芯の大きさを割り出しました。
花芯が満開のものと、5分咲き程度のものと、両方作る予定ですが、まずは5分咲きに手を付けました。
中心部分より、周辺が少し盛り上がっている花芯にします。
結束番線の先端を焼いて丸めて短く切り、揃えてまとめて後ろから溶接して一つにします。
次の行程はこちらです。