小ぶりなウォールアート(壁面アート)を制作中です。
「カセキの時間-box」です。
「box」は窓のあるプレートから鉄の植物があふれている作品です。
boxなのにプレート? ええ、最初のプランでは箱から植物があふれていたもので。。。
プランを詰めていいくうちに、箱はだんだん薄くなり、もっともっと薄くなり、最終的にプレートになりました。
そしてプレートにしたことで、プレートの窓の奥は無限に箱のなかになったわけです。
屁理屈? でもこの方が限定されないので周囲を大きく取り込む仕掛けになる気がして、私的には、コレはコレでいいと思っています。
作品展などの作品は、それこそ行き当たりばったりの勢いで作る場合もありますが、大概の場合はスケッチでプランを練ります。
モチーフにする植物をスケッチして、大きさや葉の枚数を検討して、それを元にパーツを作っていくわけです。
いつも、右のような線画で、Illustratorのデータです。
拡大縮小複製変形なんでも来いなので、Illustratorが便利ですね。
このスケッチが、こんな程度の絵なのに結構あなどれない。
意外に「冷静な視点」みたいなんです。
作っていくと、もう少しこうしようかなとか、ここはやっぱこの方がいいよねと、いろいろ変えなくなります。
かなりの確信を持って、絶対こうしたほうがいい!とか、思うのでうす。
でも、少し時間をおいて眺めてみると、やっぱりスケッチのプロポーションが正しかったと感じることはとても多い。
熱くなっていると、へんなコダワリに囚われてたりするんですかね。
そういうことに気がつけなくて目が曇るのかなぁ。
今回はもちょっと変えたくなりまして。。。
左上部の葉は、ざっくり削ってアキにしたほうがいいのじゃないかと。。。
さて、どうしましょうかねぇ。。。