やらかく磨いたステンレス板の隙間からツルニチニチソウの枝が伸びているイメージを、鍛造したステンレスで彫刻作品にしました。
ベースの仕上げは上品な光沢を持ち、焼けた金属色を生かした植物の表情と対峙し上質なコントラストになっています。
優しい表情の植物表現、静謐な板全てステンレスですので屋外設置が可能。
- OKP-186
- サイズ : w455 d400 h580
- 素材 : ステンレス
作品をご希望の方はショップサイトへ
上に伸びているえだは光を求めて四方に葉を広げています。
ツルニチニチソウは名前の通り蔓性なので、枝が短めの時期しか真上には伸びません。
庭に植えてらっしゃる方も多いので、見かけたことがあるかもしれません。
こんな植物です。
ツルニチニチソウをGoogle検索
ツルニチニチソウ
手前の枝は前方右横へ伸びています。
姿の違う枝2本が、勢いのあるツルらしいカタチを作ります。
葉はステンレス板の鍛造です。
鉄と違い鍛造した際の表情に奥行きが少ないと感じたので、表面を荒れたように作ることにしました。
ベースは上品な光沢を持つように、オービタルサンダーで磨きました。
設置の際に10cm程度飲み込みになる予定だったので、少し高さがある状態で作っています。
10cmぐらい沈んだ状態で、バランスがいいようにバランスをデザインしてあります。
実際の設置では飲み込みにならずそのまま置く形になったのですが、ちょうど良い見下げの位置になりバランスも問題ありませんでした。
鍛造の焼けを活かした植物部分と静謐なベースでが上品なコントラストになっています。
全てステンレスですが表情の違いが際立ちます。
私はツルニチソウが好きです。
「ツルニチソウ」という名も見かけるし、その名の植物は同じみたいですが、
正しいのは「ツルニチニチソウ」みたいです。
地中海原産で「不死の力」「魔の力」を持つと言われるほど生命力が強いそうです。
アルカロイドが含まれており毒性もあるとのこと、含有量は極微量だそうです。
ツルニチニチソウをモチーフにした作品はこちらもあります。