モンステラの葉を広がり感のある大きな姿にまとめた鉄の彫刻です。
モンステラは一株の中でも葉の切れ込み型に変化がある植物です。
葉の形の変化を大きくして、ダイナミックな上昇感を抱かせる作品になっています。
- OKP-041
- サイズ : w800 d500 h1800
- 素材 : 鉄
作品をご希望の方はショップサイトへ
最近ではホームセンターでも見かけますが、はじめてみた時はとても印象的と感じました。
こんな感じの植物です。モンステラ
普段周辺に自生してしる植物の葉とは随分違うと驚いたことを覚えています。
葉の形はそれぞれがユニークなものなので、同じように見えていても違っているのが普通ではあるのですが、
モンステラの場合は、まるで違う植物かと思えるほど変化があったりします。
パンとしたハリのある葉の柔らかくて硬い感じといいますか、緊張感といいますか、
そんな感じを出したくて、鉄板を部分的に熱しながら形を作っていきました。
一番上部にある切れ込みの大きな葉は、ベースからまっすぐに立ち上がり作品全体の芯を作っていましす。
大きく丸い切れ込みの少ない葉は、適度なボリュームを空間に飛ばすように位置しています。
下の方に位置する葉です。丹念なハンマートーンで柔らかく丸みのあるフォルムをしています。
茎は大きめのハンマーでランダムに打った表現です。
実際の植物はおしなべて茎にそんなに変化はないように感じますが、
作品にまとめるとき表情のおとなしい茎にすると、なぜかなじまないというか、しっくりこない場合があります。
この作品もハッキリ変化が必要なものでした。
ベースから茎が見えている部分です。
ベースには平面を大きく使い、板の表情はサビをそのまま生かしました。
鍛造した茎も、サビ板もどちらも素材は鉄です。
鉄は表情の豊かな素材と感じています。
ベースです。
なぜ丸くくり抜いているかと言われても、この形にしたかった、としか言えません。
個人邸エントランスに設置になりました。
大谷石の壁を背に伸びやかに立つ姿に「伸」と名付けました。
モンステラをモチーフにした先品は、他にもあります。