鉄で制作していたものを、ステンレスに置き換えて作りました。
壁に取り付ける仕様です。
- OKP-242
- サイズ : w412 d140 h1740
- 素材 : ステンレス
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4枚のプレートを感じるベースに、蔓状のカンガルーアイビーが下がっているデザインです。
エントランス壁面への設置になりました。
実はカンガルーアイビーは、こんな植物です。
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カンガルーアイビー
実際のカンガルーアイビーの葉っぱ、実はギザギザしいます。
ただ、私は一貫してハート型で作っています。
ハート型が軽やかに連なる雰囲気が好きです。
ベースにしているステンレスのラインは、プラズマ溶断した断面を生かした仕上がりです。
重なり具合に密と疎を作り全体としてコントロールしています。
この作品は全てステンレスで制作しています。
ステンレスはステン(錆び)レスです。
当然として、鉄のように錆びて表面が腐食したりはしないわけです。
私が通常材料として使っている錆びた味のある鉄ではありません。
ですから、サビ鉄作ったような私の好きな風合いになりません。
たとえ鉄で制作したとしても、サビ板と錆びていない鉄板を材料にした時とで、仕上がったものの風合いが大きく違います。
なので、これまで錆びないステンレスで植物を作る場合は、ステンレスの仕上がりの風合いに合った植物しかできませんでした。
この作品を作るにあたって色々試行錯誤をしました。
そしてやっと、ステンレスでありながら、柔らかい印象に仕上げることができました。
「ステンレスは硬い」とよく言われますが、本当に鉄に比べて硬いです。
極端なことを言えば、鉄は私の腕力であっても叩き続けていればいずれ穴が開きます。
ステンレスの場合、どんどん硬く締まっていって私の腕力では穴は開けられません。
鉄で作る時は、気に入ったハンマートーンになるまで叩いて調整することもできます。
しかしステンレスでは一気に仕上げてしまわなければなりませんでした。
溶接も、私の得意なガス溶接が使えないので難しかったです。
カンガルーアイビーをモチーフにした作品は他にもあります。
植物をモチーフにした鉄の作品は色々あります。