箱根に自制するヒトリシズカをモチーフにした鉄の彫刻、アート作品です。
厚みのある鉄板に窓を開け、ヒトリシズカがひと枝顔を出している構成です。
4枚の葉の中央で、花芽はまだ小さく短い様子です。葉の表面は丹念に鍛造しハンマートーンをはっきり付けて、中心部分を真鍮で磨き込み色味に変化をつけました。
厚みのある鉄板は実際に錆びた風合いを残した仕上げとし、重厚な風合いを醸し出しています。
- OKP-228
- サイズ : w300 d100 h500
- 素材 : 鉄
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「ヒトリシズカ」と「フタリシズカ」がありますよね。
何が違うかというと、葉のつき方と花芽の数とのことです。
ヒトリシズカは、4枚の葉が付いた中央に一つの花芽がつきます。
フタリシズカは2本、またはそれ以上だそうです。
下は「OKP-229」の作品です。
春のごく早い一時期だけに姿を見せる植物だそうです。
名前の由来は、源義経が好んだ「静御前(しずかごぜん)」という女性が
一人で舞っている姿に見立てたこによるとか。
高さ 10–50cmの小さな植物です。
普段は、実際の植物の大きさに倣って製作する方が多いのですが、この作品はデザイン的にカタチをポイントとして構成しているので、実物よりだいぶ大きいです。
こちらは「OKP-216」の作品です。
今回、ヒトリシズカをモチーフとして同じスタイルで6パターンの作品を制作しました。
同じホテルの壁面への設置になりました。
下は「OKP-218」の作品です。
全て、鉄板の窓の位置と、植物か顔を出す位置が違っています。
下は「OKP-217」の作品です。
ヒトリシズカは花がスクリューブラシのように白い雄蕊が付く特徴的な形状で、そこがとても魅力だと思うのですが、今回の作品はどれも花がありません。
花は無しでとのご要望でした。
「OKP-219」の作品です。
4枚の葉の先端と花芽を真鍮で磨き込んで、仕上げの色味に変化をつけました。
しっかりサビの入った腐食で荒れた鉄板を材料にし、そのテクスチャーを生かした上で丹念に鍛造して葉の表情を作っています。
「Box」と名付けた作品は他にもあります。
箱ではなく、板の窓からモチーフが覗く構成です。
最初プランを作っていた時、箱がベースだったのでその名前になっているのですが、
作っているうちに板だけになりました。その方がいい感じだったので。
植物をモチーフにした鉄の作品は色々あります。