青みを残して黒焼きした鉄のプレートの窓から、鍛鉄の桜の枝が下がっている姿のアート作品です。
桜の花は咲き誇るもの蕾のもの様々の表情で、風に揺れる残像をイメージした線の表現のものもあります。
ひと枝ながら密度のある桜を、静謐なプレートが上品にまとめています。
- OKP-162
- サイズ : w205 d200 h940
- 素材 : 鉄
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作業場の西に山桜の木があります。
大きな木なので花はかなり高い位置に沢山咲きます。
でも、毎年、2、3の枝が手の届く位置に伸びて、間近に花を楽しませてくれます。
枝垂れ桜ではないのですが、花の重みで下に下がった枝はまるで宝石のように輝きます。
山桜はソメイヨシノより少し地味な印象ですが、葉と花が一緒の様子はなんとも言えない情緒を感じます。
桜の花は小さので、最初トライした時には実際の大きさでは作れませんでした。
少し大きく作った花は、どことなく桜に見えませんでした。
花は固有の大きさであることが、その花であることの名詞なのかもしれません。
鉄で作ると色や斑入りなどが表現しずらいので、大きさと形で固有性を見せることになります。
大きさが個性を表す要素として大きな意味を持つようです。
よく見ると、同じ形で大きさが違う花って、沢山あるのです。