ドラセナ・サンデリアーナをモチーフにして、木と組み合わせて彫刻作品に作りました。
鉄で作った2本の幹が寄り添うように立ち上がっています。
上に向かって開く葉は、ソリッド、ライン、輪郭と表現を変えています。
- OKP-115
- サイズ : w600 d300 h2000
- 素材 :
- 鉄
- 木
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サンデリアーナは竹に似た茎を持ちます。
葉を落として幹を出したものは富貴竹、開運竹、万年竹、ラッキーバンブー、ミリオンバンブーなどと言われ、縁起物として人気があります。
幹を大きく湾曲させて仕立てたものの姿を見た時、なんとも言えず魅力的に感じてモチーフに使いたいと思いました。
海外ドラマなどでよく室内インテリアとして登場しますね。
遠目にはラインだけで植物と見えないほとオブジェチックな観葉植物です。
その佇まいをお手本に、木と鉄を組み合わせてスッキリしたカタチにまとめました。
木部にプレートで切り替えを入れ、ベースも厚みのある鉄板を挟んでいます。
葉の部分は弾けるように開いた姿で作りました。
2つは似ていますが同じではなく、響きあうように計算しています。
幹は腕を組むようにクロスしています。
葉の先端は、丹念に真鍮ブラシで磨いて、黄色の色味が映るようにしました。
先端の印象が軽くなったと思います。
ほとんど線表現の上部と、テーパーの付いた木柱部分、
全体を受け止める鉄と木のベースの3分構成になっています。
直線的でしっかりした存在ですが、軽やかな佇まいです。
「オルター・エゴ」は別人格のことだそうです。
寄り添う枝が、お互いの別人格のようにそれぞれを写す気がして、そんな名前を付けました。