可憐なコスモスの花束を鉄で作りました。
コスモスは秋空の下で凛とした姿が似合う花です。
小柄で可憐ながら宇宙と同じ名を持つ大きな広がりを感じさせます。
風に揺れるような花束には、咲き誇る頃の花も蕾もあります。
葉脈だけのような形の葉は元の方へ添えました。
ベースの紡錘形は真鍮とし、ステンレスの上に置きました。
真鍮は指で整えた粘土のテクスチャーを写し、ステンレスはオビタルサンダー仕上げのフラット面としました。
素材の違いが味わい深い作品です。
- OKP-104
- サイズ : w260 d230 h1040
- 素材 :
- 真鍮鋳造
- ステンレス
- 鉄
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花はそれぞれ柔らかい花びらを持ち咲き具合も違いがあります。
中心部分から微妙な焼色の変化があります。
こんな花です、見かけることも多いと思います。
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コスモス 花
コスモスの萼は細く繊細なカタチをしています。
花の根元から少し下がった位置で上向きに開く様子を、小さな鉄のパーツで写しました。
蕾は小さな硬い球体で、花びらが8枚も折りたたまれていると思えないほど頼りない可愛い風貌です。
萼に優しく包まれて開花の時を待つ姿を思い作りました。
コスモスの花びらには細かい縦のシワが有ります。
花びらの先はギザギザになっているのが特徴です。
鉄で花を作るのは、バラのほうが人気があるかもしれませんが、コスモスは花を見るたびにそそられていました。
ベースの立ち上がりは真鍮です。
粘土に指でテクスチャーを付けた紡錘形の原型を真鍮で置き換えました。
下部はオビタルサンダー仕上げのステンレスです。 上品な光沢があり、プラズマ用断面をそのまま使った断面との対比もきれいです。
コスモスは母の好きな花で、毎年秋には玄関に活けられています。
最近ではサイズも色も、咲く時期も様々な種類があるようですが、やっぱり秋に咲く薄いピンクが一番コスモスらしく感じます。
コスモスをテーマにした作品はこちらにも。
メイキングもあります。