小ぶりな一株のポトスをモチーフとした鉄のオブジェです。 ハート型の葉が伸びやかに広がっている様子を軽やかに写しました。
ベースも鉄で制作し、サビの状態を葉や茎と変えることで質感に変化をつけています。
- OKP-098
- サイズ : w450 d380 h360
- 素材 : 鉄
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真上から見た様子です。ぱっと葉が広がっています。
一枚だけ金箔を散りばめ、ポトス独特のフの入った感じを模してみました。
葉は若干の肉厚な感じが出る厚みとしました。
実際のポトスの葉は薄いのですが、少し丸みのある柔らかい印象を意図しており、縁をやさしいアールで叩きこみができる厚みが欲しかったので。
葉のセンターに深い溝を打ち、葉脈の中央脈表現としました。
個人的には、ポトスはフの入った葉が好きです。
子供の頃に初めて買った観葉植物だった記憶があり、ズボラで水加減の下手な私でも葉を増やしてくれたように思います。
根元近くは複雑に茎が混んでいます。
実際のポトスはもっと混み合っていると思います。
ベースはとても時間をかけてじっくりしっかりサビを入れたものを使いました。
カタチは下にすぼまったブロックとしました。
随分悩んでいろいろな形を試したのですが、結局は無難なバランスに落ち着きました。
ベースはいつも悩ましいです。
植木鉢になってしまうと嫌だし、花瓶も避けたい、なのにベーシックなバランスを望むと、自ずとその方向へ近づいてしまうところがあると感じます。
ポトス、一株。元気な姿に作りました。端正で何かを待つような佇まいです。