こんもりとした紫陽花の花を一枝、鉄で作りました。
形の良い葉は面と線で表現し、大きな円弧にバランスよく配置しました。
花部分は真鍮ブラシで磨きこんで少し色味を感じるように仕上げました。
円弧はサビの地を生かし、ベースはステンレスとして変化をつけています。
- OKP-090
- サイズ : w400 d200 h400
- 素材 :
- 鉄
- ステンレス
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円弧と組み合わせると、どことなく和風になりました。なぜでしょうね。
でも和風と感じるのは単に私が日本人だからかもしれませんね。
形の良い葉は面と線で表現仕分けました。
面の葉の中央脈は切れ込みにし、少し軽い感じを出しました。
最近では料理やお菓子の彩りとしても使われるようですが、紫陽花の葉には毒があり、食べてしまう事故もあるようです。
円弧の鉄はじっくりと自然にサビを入れ、細かいサビが上品なテクスチャーを作っています。
色味もサビの本来の色を活かして仕上げました。
つや消しのクリア塗装で、室内にあるかぎりはこの状態が保てます。
ベースはステンレスをオビタルサンダー仕上げにしています。
シックな光沢はプラズマ用断面の仕上がりと相まって、一枚の何でもないステンレス板がとても表情豊かになっています。
紫陽花は日本原産で本来は青い色の花だそうです。
今では和品種、外国種、欧州に渡り品種改良された西洋アジサイ種があり、モデルとしたものはお隣の見事な花、おそらくは和種と思われます。