えー、さらにもう少し鳳凰のメイキングなのですが、今回は翼の話を。
ボディの背の部分から太く3本の芯を出して、そこに羽をつけていく構造としました。
芯の部分は大きくカーブさせて動きを表現し、風切羽根をデフォルメしたパーツを取り付けていきます。
羽はかなり悩ましかったです。
針金を使い、長さ、密度など、色々変えて何度もテストを繰り返しました。
針金の翼模型を仮付けした様子です。両方つけないと結局わからないので、模型ばっかり作ってちっとも進まないことになってしまって、もうぅ。
およそのアタリが出たので、鍛造線に置き換えて翼を組んでいきました。
ところが全体仮付けしてみたら、翼の芯と羽の繋がりがなんともおぼつかないことになってしまい、このままでは進められないと判明、さて、いかがいたしましょうか?
羽の外郭の鍛造線を作り直すことにしました。根元に太さを持たせて、羽の先の方で細くなるようにしてみたらどうだろうかと。
仮付けしてみたら、こちらならなんとかなりそうと思いました。
そして羽の前側と後ろ側で少しづつ太さを変えて、強弱をつけていくことにしました。
大まかに全体をつけたところです。
同じ太さの鍛造線を使うより、ずっと馴染むように感じましたので、こちらで進めることにしました。
そして羽の先端に密度を加えていきます。
羽の根元にも密度を加えていきます。ボディが丸ごとソリッドなので、翼は線表現としても密度がないとバランスが悪いのではと予想しました。
背中側にも流れるラインを追加していきます。
全面も胸からのラインを増やして、細いラインも追加しました。
翼全体としては、かなり混んだ線の表現になりました。流れを止めないようにラインを入れています。