もう既に完成した鳳凰ですが、制作の過程をもう少し。今回は脚のあたりを。
ボディの芯プレートから伸びている脚の芯に装飾をしていくこととし、全体に細い鍛造線を巻くことにしました。その鍛造線の太さを決めるために、まずは目安となる太さの針金を巻いて様子を確認しました。
太い方が材料を準備が少なくていいのですが、雰囲気は細い方が良かったので、細い方を採用。
合わせて爪のあたりをどうするか色々悩みました。
爪の表現は、大きく作るか、小さく作るかの二方向の考え方で、大きく作るべきと判断。
設置場所の関係で離れてみる事になるのと、少し大げさな方が全体として派手な印象にできそうな点からその方が良いかと。
そして、ハンマートーンを大きく残した表現としました。
脚に仮付けしておいてみるとこんな感じ。バランス良しと判断です。
爪とくるぶしをつけつ前に、脚に鉄線を巻いていきます。爪の大きな表現と巻きの密度のコントラストが綺麗にいきそうです。
予定の部分を巻き終えて、先にくるぶしの表現を考えます。
まず、縦目にふくらんだものを試したのですが、不恰好になってしまい失敗。
パーツから感じるベクトルが動きを止めているのも良くないと感じました。
それで、横目に膨らんだものを試したところ、こちらは全体に馴染んだ気がしたので、こちらを採用としました。
くるぶし、爪を取り付けたところ。
少し足らない気がして、甲に装飾ラインを追加しました。
これがある方が、モモから伸びるラインと爪までをスムーズに結ぶと思いました。
設置高さに上げて、確認した見た目です。