実は必需品なんです。。。結束番線

こんにちわ。
鉄でオブジェとか作っている江口真代です。プロフィールは以下になります。

結束番線、購入時の写真。

建築現場などで鉄筋を組むときに使う結束番線です。
ウィキペディア的には「鈍し鉄線(なましてっせん)」というようですね。
「番線」は通称なのかしらん。

Wikipedia 鈍し鉄線
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%88%8D%E3%81%97%E9%89%84%E7%B7%9A

必需品です。
私、これ無しというわけにいかないのです。

ホームセンターでは、だいたいサビ防止のためにこんな風にラップにまかれて売ってたりしますね。

用のない方は、見ても気が付かないようなものかもしれません。

ただ、一般的に需要があるものだと思うので、ホームセンターで売っていないということはあまりなさそうですし、お店によって品質の差も無いように感じます。

ですから、ストックを切らしたとしてもそんなに大問題ではないかもしれないのですが、気持ち的には大慌てです。

血相変えて「結束番線ありますか?」と店員さんに聞いてしまい、不思議そうな顔されたりします。

そんなにお高いものでもないので、(ちなみに写真の一束は58円でした)気をつけてストックするように心がけております。

結束番線の写真

結束番線は、主に小さなパーツを溶接するときに溶接棒に使用します。

8番というサイズの針金を焼なましたものだそうです。

ティグ溶接用の溶接棒と結束番線。

写真の上はティグ溶接で使用する溶接棒、下が結束番線です。

ティグ溶接用はコーティングしてあります。番線は表面にメッキ等はありません。

細いし、メッキが入っていないので嫌な煙も出ないし、溶接跡も気にならないので、鉄の地の色みを活かした作品にはとても都合が良いです。

ティグ溶接の溶接棒も使用しますが、ずっと太いし、溶接後に赤い色が残るので、それを考慮に入れる必要があります。

ただ溶接の具合はこちらの方が強いように感じるので、強度がほしい時はティグ用にしています。

鉄の桜。アイアンアート作品。

そしてもう一つ、重要な使い方。

「カセキの時間」という植物をモチーフにした作品の、花の雌しべの表現に使っています。
私が使う鉄線で、コレが一番細いものになります。コレがあるとなしで作品の繊細さが違うのです。